おとなんつづり

オトナになっても純粋に。硬い心を柔らかくする為のブログ。

隙間時間を活用した「期間限定」で利益以上の価値を得た野菜

 

我が家の犬は「後でもっと美味しいのをもらえる」と学習してしまいました。

今、ここ、この瞬間でしか出会えない!という価値を感じて欲しいけれど無理なようです。人も犬も「期間限定」を素直に楽しんでもいいかなと思います。

 

 

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アポロ(犬)を贅沢な味覚にしたのは私

 

私は犬を飼っています。

アポロ(犬)は味覚に関して本当に贅沢。他に競争する相手が居ないので、慌てて食べなくてもいいし、愛情が自分だけに注がれている事もちゃんと知っています。

 

だから差し出されたものを無理に食べなくても、後でちゃーんと美味しいものをもらえると学習してしまったので、気に入らないものはプイッとする犬になってしまいました。こういう犬にしてしまったのは私。

 

 

 

「これを食べないと餓死するかもしれない!」 という危機感があれば、多少気に入らないものでも食べてくれるはずです。これを食べるまで他のものは絶対あげない!という飼い主の強い意志が無いとダメ。小学校の居残り給食みたいな感じですかね。食べないと帰れないという。

 

 

 

ただもう本当に何時間もこの顔で迫られると、心折れてしまいます。

 

▼要求が伝わらずに悲しみでいっぱい

 

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ひどいときは翌日も一切食べない時もありますよ。ずっと鼻を小さくピスピス鳴らして猫背のままです。そのストレスったら相当だと思うんですよね。だから、そんなに嫌なら無理させるのも可哀想だなと思ってしまう。

(ノД`)・゜・。 

 

 

 

甘い。甘すぎますよね。

わかっているんですが、このさじ加減が難しいです。わーいっていうテンションでガツガツ食べ始めても、途中で飽きてしまうと2度と口にしないんですが、それも許してしまう。

自分の唾液が移ると臭く感じるらしくて嫌みたいです。(どんだけ臭いんだ!笑)

 

夫がよく「人間に比べたら生きていられる時間も短いから、美味しいと思えるものをあげよう」と言います。それもそうだよねと思って、どんどんエスカレート。飼い主としてダメですねぇ。

 

 

 

 

ちゃ~んと好きな味があるんだもんねっ。

 

 

限定販売の「食」に弱い私

 

だけど、アポロにだけ「これにしなさい」とも言えない私。

犬は人間みたいに選んだり、自分の好きな時間に食べたり出来ないですしね。

 

実は私、限定販売の「食」にちょっと弱いです。モノに対してはだいぶ動じなくなりましたが「食」に関してはまだ揺れてしまいます。例えば、喫茶店でケーキのメニュー写真が並んでいたとして・・・どのケーキを選ぼうか迷っていたとして。

 

 

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あぁいちごも美味しそうだなぁ~。

でも、好きなシフォンケーキにしようかな。という感じで、さっと決められない。

 

 

 

 

だけどもし、こんな風に「限定~個」などと書いてあると

 

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え!店長おすすめ!?(゚д゚)!

・・・という事は味に自信があるってことでしょっ!限定20個!えーっまだあるかなぁ。よし!これにしよう!

 

という具合になってしまいます。

最初はシフォンケーキを食べたかったのに、その気持ちが吹き飛んでしまう。

 

 

 

でももし、この限定20個というのが今日だけじゃなくて、毎日だと知っていたら大好きなシフォンケーキを選ぶと思うんですよね。

今、ここ、この瞬間でしか出会えない!という価値を感じると手が出てしまいます。

 

 

お釣り待ちの隙間時間を有効に

 

そこで思い出したんですが、じつはこんな事がありました。

 

以前、剪定した枝草の処分や収集する会社で受付をしていました。

窓口でお客さんから代金を頂いてお釣りをお返しする間、数秒お待たせします。その間、お客さんは周囲の貼り紙や、受付の小物などを眺めてちょっとした時間を潰して待っているんですよね。

よく、スーパーのレジで待っている間に、さりげなく積んであるガムや電池などの消耗品を見てしまうような感じです。

 

そこに目をつけた社長が、近所の農家から朝採れ野菜を仕入れ、2~3個の小分け袋に入れて販売していました。釣り銭と一緒に片手でさっと持って帰れるサイズです。

 

 

イメージアップを兼ねた野菜販売

 

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これがただの野菜ではないんですよ。

実は「お客さんが持ち込んだ枝草を処理した堆肥」で育てた野菜です。

 

あなたの持ってきてくれた枝草がこんなに美味しい野菜になったよ!というアピールになり、会社のクリーンなイメージアップにも繋がるわけです。しかも、売れればちゃんと利益が出るという良い事づくめなお野菜。

 

お客さんは造園関係の方ばかりなので、野菜や植物に興味がある人が多いというのも良い点。これが例えばスイーツなどでは売れないでしょう。このお野菜は本当に美味しいんです!従業員ほぼ全員が自分の分をキープするので、お客さんの分が無くなってしまうような勢い。

 

 

 

商品に価値をつける 

 

そんな美味しい野菜なんですが、天候やタイミングで売れ行きが変わるんです。お天気でカラッと晴れた日ならお客さんの気分もウキウキしますが、雨の中をカッパを着て剪定し、泥だらけになったような場合は野菜を買う気分にならない。

 

陽が傾いてきて、売れていない野菜を見て社長がこう言いました。

 

 

オトナンさん・・・

「本日朝採れ・限定~個と赤字で書いて」と。

 

 

 

 

期間限定の価値を付けたんです。

雨でも強風でも、飛ぶように売れました。

 

まとめ買いする方もいらっしゃって綺麗に在庫がなくなったんです。これが粗悪品の在庫処分だとしたら嫌ですけどね!確かな商品の場合、こんな風にちょっときっかけを作ることで、お店もお客さんも満足。そういうのって良いなと思うんですよ。

 

 

経営ってそういうもんなんだなと関心してしまいました。

ちょっとしたことなんですけど、私なら「この天気じゃやっぱり売れないよね」で終わったかも。 私は経営者向きじゃないですね。

 

 

利益以上の価値

  

そして、野菜の利益以上の価値を得る工夫と思うサービスもあったんですよ。

 

お客さんが枝草を処分しに来るのは、仕事あがり直前な事が多いです。例えば、一般家庭の庭の剪定をして枝草を捨てて、さあ帰ろうというところに冷えたトマトなんかあったら最高。片手でトマトをかじりながら帰っていくお客さんの顔ったら嬉しそうでした。

 

 

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社長の指示で、冷えたトマトと常温のトマトの両方を用意していたんです。

それ以外にも色々なサービスをしていました。雨のときは濡れた軍手などを持って帰れる袋を用意、暑い夏場は冷えた麦茶を置いて自由に飲んでもう、いつも飴を置いておくなどです。お客さんを喜ばせて帰すという心意気。まさに損して得取れですね。

 

 

 

社長は、野菜の利益が目的では無いようです。

庭師のお客さんが「社長っ、この前の野菜甘くてうまかった。カミサンに頼まれたから帰りに寄らせてもらうよ」などの声もありました。

 

喜んで帰ってもらう事でイメージアップになり、良い口コミも広がるんですよね。

 

この会社はみるみる成長しました。

 

 

 

 

ボクは期間限定はいやだな!毎日美味しいのちょうだい。

 

 

最後に

 

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アポロ(犬)と、味の根比べは一生続くと思います。

だけど犬も人間も今日という日は2度と来ないから、やっぱり今この時に食べたい!と思えるものを美味しいと感じる気持ちを大切にしたい。とはいえ、贅沢の限度はありますよ。

 

ドカーンと大きな喜びも嬉しいけど、日々のちょっとした小さい喜びの積み重ねが出来たらいいなと思うんです。 明日のことは分からないですから。

 

粗悪品の在庫処分じゃなければ、素直に「期間限定」を楽しんでもいいかなと思っています。売り手も買い手も嬉しいなら良いのではないでしょうかね。

 

 

 

そして余談ですが・・・ 

 

▼いちごと言えば今これが気になっています。

 

辻利兵衛本店|いちご宇治抹茶もんぶらん

 

 

 

じつは京都・宇治の「辻利兵衛本店」が私大好きなんです!

一度ひょんな事から本店を訪れて味のファンになり、お取り寄せしたりして。

 

▼公式サイト

www.tsujirihei.co.jp

 

 

 

こちらの抹茶は甘すぎず上品で良いんですよ~。これもおそらく期間限定。甘酸っぱい乾燥イチゴを練り込んであるんですって。でもこれは少々贅沢。

もし食べた経験がある方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。

 

あぁ「食」の期間限定にも動じないようになりたい。 

 

 

 

 

読んでくださってありがとう~。

オトナンでした。

ではまた (╭ರᴥ•́)☆