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おとなんつづり

心穏やかな暮らしを目指しながら、日々の出会いや思う事を綴っています

強く見える人ほど優しい。不器用な人ほど温かいと思った日

ちょっと思うこと 仕事

 

先日、過去の古いブログ記事を読んで整理していました。

すると先輩に助けられた懐かしい記事が出てきましたよ。いろんな人に助けられてきたなと胸がいっぱいになりました。今回は少し過去のお仕事話をします。

 

  

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はじめに

 

以前、伐採した枝草を集める会社で事務をしていました。

 

従業員のほとんどがドライバーさんで、ゴルフ場の伐採をした丸太を運んだり、チップにしたものを遠くに運んだりしていましたよ。

 

女性ドライバーさんもいて、10tトラックを自在に操っていました。運転するだけでなく、積み荷を油圧ショベルで移動する作業もあります。そんな女性ドライバーさん「姉さん(ねえさん)」とのお話です。(読み方を追記しました。2017.03.15)

 

 

▼油圧ショベルはこんな車 

恐いけど、誰よりも頼りになる「姉さん(ねえさん)」

 

皆から「姉さん」と呼ばれてカッコよかったです。

入社当時、まだこの女性ドライバーさんの性格を知りませんでした。

 

姉さんが現場から帰ってきたので、入社の挨拶に行くと「ちょっと邪魔!後にしてっ」と目も見ずに怒鳴られてしまい、ビビってその日は挨拶出来ませんでしたよ。後で知ったんですが、その時大事なトラックを整備していたので集中していたようです。入社したての私は空気を読めずに話しかけてしまったわけで。

それは怒られますよね・・・。

 

 

 

その後、少し仕事に慣れてきましたが、姉さんが現場から帰ってくると、背筋がシャーンとします。落ち度はないか再確認ですよ。

 

 

なにしろ恐いのです!

 

 

 

私は大きな声を出せないし、ビシッと言えない方なので・・・会話しても「はー?聞こえねえぇよっ!もっとデカい声で話しなっ」と叫ぶように言われていました。

 

かと思うと、姉さんが作業が終わり事務所に顔を出すとお土産をくれたり、冷蔵庫のお茶を一緒に飲まないかと声かけてくれたりします。いつオンオフが切り替わるのか私には掴めずビクビクしていましたよ。

 

 

体力・気力・集中力が無いと出来ない仕事 

 

そんな姉さんですが、仕事に誇りを持っていて後輩を面倒みるので、だれよりも一目置かれていました。大変な現場には必ず姉さんが行っていましたよ。

 

 

 

厳しい仕事なんです。

一歩間違えば命を落としかねない現場にも行きます。命綱をつけて作業するときもあるそうですよ。私は樹木調査だけ一緒に行きましたがヘロヘロでした。

 

腐敗した匂いに包まれた大きな小屋で積み込んだり、木屑にまみれたり。強い風が吹く日でも寒い冬でも。真夏の炎天下でもヘルメットをかぶって作業しなければなりません。伐採する現場は足元も悪いし、10tトラックにシートをかけるだけでも一苦労です。

 

早朝夜間の長時間運転もあるので、気力・体力・集中力が無いととても出来ない仕事です。

 

 

▼従業員さんの記事はこちら 

www.otonan.com

 

 

ひとりで何でもする仕事

 

そんなある日、私は仕事でいっぱいいっぱいになっていました。

 

事務所でひとり。誰にも聞けない状態で色々こなさなくてはいけませんでした。小さな会社はパートだろうが社員だろうが関係ありません。

 

受付ではお客さんの車が列を作って待っているし、大至急作らなければいけない書類はあるし、電話は鳴るし、FAXは送らなくちゃいけないし。理解している仕事ならばまだマシですが、意味不明なマニフェスト(処理業者との委託契約)作りまでしていて頭のてっぺんから湯気が出ていました。

 

 

 

そんな時にふらっと社長が帰って来て、また急ぎの仕事を依頼されました。

 

抱えてる仕事を相談しても、社長にとっては当たり前の事なので「すぐやって。」と言って次の現場へ。社長も忙しいんです。

 

 

 
 

 

私の頑張りを見ていた姉さん

 

そこへ姉さんが帰ってきました。

 

いつもなら、背筋がシャン!となる私ですが、なんとなく安心感があって「お帰りなさい!」と大きな声で話しかけて自分なりに気合い入れたんです。

 

すると・・・見たこともない優しい笑顔で、ヨシヨシと頭を撫でて励ましてくれました。まるで予想していなかったので、涙があふれそうになり、こらえるのに困り。

 

 

 

私がひとりでどれほど大変かをちゃんと見てくれていた。 だから近寄ってねぎらってくれたんだとすぐに分かりました。

 

 

姉さんは私以上に大変な過酷な仕事です。

逆に私が励まさなきゃいけないのに。

汗びっしょりで、土埃で汚れた笑顔で励ましてくれました。

 


私が泣きそうになったら、こう言われました。

「泣いたら負けだよ!泣くなら外で泣きな!」

「一緒にがんばろう」

 

 

いつもの恐い声があたたかくて、余計に泣いてしまいそうでした。

 

 

 

姉さんは気性が激しいので、人から誤解も受けます。

でもそれは、怒鳴れる位に強い気持ちが無ければ、自分を守れない仕事なんだとやっと理解しました。・・・実はものすごく温かい人だとわかって胸が熱くなりました。


生きるのに不器用な人ほど、温かいのかもしれません。

 

 

 

実は私は「出来ません」と言えない悪い癖があって、許容範囲を超えてしまいそうになる時があります。忙しいのは自分だけじゃないと思うと頼れないんです。

だからそんな不安定なときに優しくされると、もろく崩れそうになってしまう。

 

私の悪いところです。

そして、無駄に感受性が強いのも、悪いところ。

 

 

 

このとき、窓に目をやるとゴーヤーが伸び伸びと成長していました。

天に向かったツルがたくましくて自由。見習いたいと思いましたよ。

 

 

読んで下さってありがとう~

オトナンでした。

ではまた (╭ರᴥ•́)☆  

 

 

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植物に関するブログも書いています。

▶Grimo[ぐりも]|グリーンをもっと。優しいガーデニングスタイル。