おとなんつづり

オトナになっても純粋に心豊かに。自由な視点で綴ります。

見た目が疲れていても、心が満ち足りていれば幸せ


ご近所に、奥様が外で働き旦那様は家に居るというご家庭があります。

だんだんと老け込んでいく奥様を見ていて、同性として気の毒だと思っていました。ところが大間違い。このご夫婦はとても幸せだったのです。

 

夜勤と家事に追われる妻

 

私がいつも早朝にゴミを出す時、夜勤から帰ってくるご近所の奥様と挨拶を交します。

服装は黒っぽくて化粧もせず、髪は白髪まじりで肩まで。スリムだった体型も変わってしまい、猫背で歩いています。職業の内容までは分かりませんがとてもお疲れの様子。

 

あの綺麗で可愛かった奥さんが。

いったいどうなっちゃったんだろうと、心配になる変わり様なのです。

 

そして・・・その奥様、いつ寝ているのだろうかと思うんですよ。

私のリビングから見えてしまうんですが(覗いてませんよ!)洗濯や布団を干すのも奥様。他の家事を旦那様と分担しているのならいいけれど。

 

 

旦那様はお留守番 

 

旦那様はいつも家にいて、日中は飼っているペットの水を替えに外に出てきます。

上下スエットのようなラフな姿で、とてものんびりとした動き。外に出たからといって、外掃除をしている姿は見たことがありません。

 

お子さんは2人。息子さんが反抗期になったとき、夜中に怒鳴ったり音楽をかけたりしていた時も、旦那様が注意する声は聞こえませんでした。

奥様の声は少し聞こえましたが・・・。旦那様はおとなしい方なのです。

 

 

 

私が知っているのは、ごく一部でしょうけどね。

世間的には「奥さん気の毒に。旦那で苦労するよね。」となる状況と思います。 

 

 

幸せのあり方は1つではない 

 

旦那様は、内気で優しい雰囲気の方です。

私から挨拶しても、身体をこちら側に向けずに照れるように微笑みます。

 

人との付き合い方が不器用そう。

もしかしたら、仕事で何かあって私のように働けなくなってしまったのかもしれません。自分がその立場になってみると、何となく肌で感じるんですよね。

在宅で何かお仕事をされているのかもしれませんが、そこまでは分かりません。

 

旦那さんがどういう状況であれ、奥さん大変だよね・・・と思っていました。

 

 

 

そんなある時。

私が雑草と格闘していたら、ご夫婦の笑い声が聞こえて来たんです。

お腹から笑い合う声でした

お互いが思いやり、ああだったね、こうだったねととても楽しそうです。

 

そういえばこれまでも、1度も夫婦げんかの声は聞いたことがありませんでした。私、お腹から思いっきり笑ったの、いつだったろう。雑草を抜きながら、そんな事を考えていました。

 

 

世間が作る幸せ像に、自分を合わせない

 

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そうか。お互い支え合ってるんだ。

身体は疲れて見えても、心は通じ合ってるんだ、このご夫婦は。

 

花が無い時もあるし、色褪せた姿な時もあるけれど、根っこはしっかりと繋がっている。そう思うと嬉しくなりましたよ。

 

幸せな家庭像はたいていキラキラしているけれど。キチンと整っていて、センスが良くて、お洒落で・・・絵にかいたような姿を想像しがちだけど。それは世間が理想とする「豊かさの象徴」であって、唯一無二な正解ではないのです。

 

この旦那様の場合「主夫」という感じでもありません。

世間は表面だけ見て、無責任に色々言いますから・・・奥さんに甘えすぎだ、子供を養わないなんて。家事をもっとすべきだ。等と言うかもしれません。

 

そんな見かけはどうでもいいんです。ご本人同士の心が幸せならば。

周りの人には、心の根っこは見えません。

幸せのあり方は人それぞれだなぁと思うのです。

 

今は、奥様が旦那様を支える時なのかもしれませんね。期間限定なのかもしれませんし。この先、ひょっとしたらその逆の時もあるでしょうけど、あの笑い声聞いたら、乗り越えられるような気がしました。

 

 

いいねぇ。そういう幸せ。

私も誰かと一緒に、お腹から笑いたいな~。

 

 

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