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おとなんつづり

心穏やかな暮らしを目指しながら自由に綴っています

簡単に手に入らないからこそ大事に出来るもの


 

生まれ育った街に久しぶりに行ってみました。

大きく変わっていて驚くばかり。

それでも懐かしい路地裏や今でも残るお店を眺めつつ。

あの頃、何に憧れていたのかしみじみと振り返ってみました。

 

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私は二軒長屋の木造アパートで育ちました。

ガキ大将がいて缶蹴りやメンコをしたり木登りしたり。

 

そうそう。竹馬もよく乗りましたよ。

空き缶に紐を通してパカパカと歩いたりもしてましたね。

駄菓子屋さんがあって、学校帰りにオヤツを買うのが楽しみで。

ご近所さんは気軽に声を掛け合って料理をおすそ分けしたり。

 

 

まさに「ちびまる子ちゃん」のような世界だったんです。

「こち亀」にも近いかもしれません。

 

そんな私は、お上品な都会暮らしに憧れていました。

 

子供の頃に憧れていたこと

下町といえども、中には裕福な家庭の子も居たんですよね~。

お誕生会に呼ばれると自分の家庭がいかに貧相かを思い知るのでした。

 

そこで親に色々言うと「人は人、ウチはウチ!」の一言で終わる。

大人になった今はよく理解できるんですけどね。

子供の頃は本当に嫌でした。

 

 

大人になったら・・・

自分の部屋を持ちたい

トイレは水洗がいい(汲取りだった)

お風呂はシャワー付きがいい(五右衛門風呂だった)

出窓がある家に住みたい、など。

 

 

 

あれから月日が流れて、親が天国に旅だった今。

思い描いた暮らしに近くなりました。

 

自分だけがリッチになったわけではなく、時代が変わったんです。

全ての人が出窓のある家を持てるとかそういう事じゃなくて。

例えば昔は言葉の連絡手段は黒電話か公衆電話でしたが・・・。

今は誰もが、電話やパソコンを移動しながら使える時代になった。

 

 

手軽で便利な時代になったんですよね。

そうやってモノを使っていくと大事なことが見えてきて。

 

かけがえのない温もりと優しさ

モノが貴重で買えなかったからこそ、大事に使う。

なかなか買えないお肉だからこそ味わう。

住まいが狭くて不便だからこそ、工夫しようとしたんです。

 

家族で分け合って、感情を一緒に共有したり。

時には叱られて泣いてみたり。

あぁ・・・裕福だったらこの程度の事で悲しまないのに!と。

 

 

子供の頃に貴重だったモノも、今は100円ショップで買えるようになりました。

その便利さは「使いきったら次を買えばよい」という事も多くて。

そういえばあのとき・・・と、家族の温かさを思いだす事もあります。

 

自分が親世代の年齢になってからようやく気が付く。

モノが大事なのではなく、モノを使う気持ちが大事なんだと。

 

執着しすぎずに。

そのモノの寿命まで丁寧に。

 

 

普段の便利さについ忘れてしまいがちな私です。

生まれ育った街を歩きながら、そんな事を考えてました。

 

 

 

・・・と、せっかく干渉に浸っていたのに~。

電気屋へ寄ると「ルンバ(お掃除ロボット)」が欲しいと強く思う私。

 

あぁ~まだまだ親にはたどり着けそうにない。

便利さの魅力にはかなわない~。

 

 

でも。

親から教えてもらった優しさで、これだけは守れそうって事があります。

 

 

 

穏やかに優しく。

家族には笑顔を絶やさずにいること。

そして困ったら、心から寄り添い合うこと。

 

これは守っていきたいと思っています。

 

ここまで読んでくださってありがとう。

ではまた (╭ರᴥ•́)。